地下鉄で犬の散歩

ロンドンの公共交通について、一番びっくりしたのが普通に散歩するみたいに
リードに繋いだ普通の犬を地下鉄に乗せているのに遭遇したこと
 
盲導犬などいわゆる補助犬ではありません。

30年くらい前からロンドンに行ってますが、そんな犬連れの人を見たのは今回が初めて。しかも一度でなく何度も、何頭も、見かけました。

若干犬フォビア気味なので正直固まっちゃいますけど
transport for London のCondition for Carriageを読んだら
ちゃんと書いてありました
運転手は適当な理由、例えば見た感じ危ないとかがない限り
犬に限らずどんな動物の持ち込みも拒否できず

ただし地下鉄では基本階段かエレベーターを使うこと、エスカレーターは訓練された動物しか使えず、エスカレーターを使いたい場合は抱っこしないとだめ、あまりに大きくて抱っこできないときは駅のスタッフが手伝ってくれるそうです。これもどちらかというと動物愛護的な観点で、慣れてないエスカレーターに足が挟まったりしたら可哀そうということからのようです。
 
小熊みたいに大きな犬を優雅にお連れのおばさまやそれぞれリードにつないだ三頭の犬をすっごい満員電車で連れているおじさまなど目撃しました(*_*;イギリスの犬事情については以下の記事が詳しかったです(本当に英国観光庁オフィシャルなのか?)
そこで思い出したのが以前バリアフリーの関係でスウエーデンに行ったときに公共交通事業者さんから聞いた公共交通で犬をどうするかという話(15年ぐらい前)
 
バリアフリーの話から、どのようなニーズに対応するのかという話になり、障害者や自転車などの流れで犬の話になり、そのときは犬アレルギーの人もいるのでペット同乗について検討を始めるという話でした。当時、日本ではバリアフリーの観点からペット同乗のことはとくに考えられていなかったので新鮮でした。
 
そこでスウエーデンの人とノルウェイの人にロンドンの地下鉄で犬連れてる人見たんだけどどう思う?と聞いてみました。スウエーデンの人「それは本当なのか?イギリスには犬アレルギーがいないのか?」ノルウェーの人「ノルウェーでも犬は連れてもいいけど犬アレルギーの人もいるので決められた場所にしか乗せられないわ」ということでした。
 
なんか公共交通に犬は是?否?を巡る異文化交流、、、ニューヨークでは2017年にかばんに入らない犬の地下鉄への持ち込みを禁止する規則を作ったところとんでもないことになったという記事はこちら